<高校生看護体験>
主催者:大田病院 看護学生室
開催日:2024年7月~8月、12月、2025年3月~4月 ◀ new!
参加者:看護系に進学を考えている・興味のある高校生116名
内 容:入院患者様への足浴(足湯)実施
2024年7月下旬から8月の夏休み期間中と、12月の冬休み期間中、そして2025年3月~4月の春休み期間中に、大田病院で高校生の看護体験を開催しました。
体験終了後の感想文・アンケートに「看護師さんに聞きたいこと・質問したいこと」を記入してもらったところ、多くの質問が寄せられました。
今回は、それぞれのご質問に、いろいろな職場の看護師がお答えしました☆
※内容が似ている質問はまとめています。
※回答内容は絶対的なものではなく、あくまでも看護師それぞれの私見であることをご了承ください。
※今回は、2025年3月~4月に開催した際の質問も追記しました!(new! の表示部分です)
- 外科ナース:
家族や親戚が病気になったときに看護の知識や経験からアドバイスができたときは、看護師になってよかったと思いました。
- 呼吸器内科ナース:
普段は関わることのない年代の患者さんと関わることで人生経験が積めることです。同世代以外の方々とたくさん触れ合えます。
- 地域包括医療病棟ナース:
患者さんが元気に退院していくときです。あとは、私も家族が病気になったときがあったのですが、記録を見せてもらったときに理解できるし、こっちの方がいいんじゃない?などとアドバイスもできるので、よかったと思いました。
- 診療所ナース:
「ありがとう」など前向きな言葉をもらうと、やっていてよかったな、と日々思います。診療所で糖尿病外来に入っているのですが、検査数値が悪くなって紹介されてきた患者様に糖尿病の合併症のことを説明したり、眼科を受診する必要性などを説明したりすると「知らなかったよ」「今度行ってみるよ」と言ってもらえることが結構あるので、そういうときはよかったなと思います。
- 呼吸器内科ナース:
1年目のとき、患者さんが亡くなったときに衝撃を受け感情移入しすぎてしまったことがあります。今は、感情的になりすぎず寄り添わないといけない、仕事として対応しないといけないな、と思っています。
- 法人統括看護部長:
私は夜に起きるのが苦手なので、病棟勤務のときに、夜勤で「起きなくちゃ」というのが大変でした。でも平日に休みをとれるのは良いところで、調整しながら体を慣らしました。
- 地域包括医療病棟ナース:
生活リズムが崩れるから、私も夜勤が大変です。
- 外科ナース:
看護師は対人の仕事でいろんな人と関わるから、傾聴する力が鍛えられます。高校生だと、看護師ってテレビの中で一部しか見ていないかもしれないけれど、実際には難しい場面もあります。
- 呼吸器内科ナース:
若手のときに患者さんの急変が起きたときは大変でした。他病棟からも応援もあり、なんとか対応しました。
- 診療所ナース:
大田病院附属大森中診療所は7階建てで、階が違うとスタッフも診療科もまったく違います。他の階の状況がわからない中で患者さんから相談やクレームを受けたときに、状況把握と対応が大変だなと感じます。
- 外科ナース:
頑張りすぎて体調を崩したことがあり、そのときは「もう辞めようかな」と思いました。でも、母が「いつでも帰ってきていいよ」と言ってくれて、「それならできるところまでやってみよう」「やってみて無理だったら帰ろう」と思えました。
- 呼吸器内科ナース:
数カ月に一度は辞めたいと思っていました。でも同期がみんな優しくて、毎日のように話を聞いてもらったり、お互いに励まし合って乗り越えてきました。プリセプターの先輩も優しかったです。
- 外科ナース:
母が医療関係の仕事をしていて、「看護師は大変」と聞いていたので、ある程度の覚悟はしていました。実際になってみて、「やっぱり大変だな」とは思いますが、「こんなはずじゃなかった」とは思わないです。
- 循環器ナース:
人を相手にする仕事なので、同じ疾患・症状でもその方によって全然違います。相手に合わせて対応の仕方を変えるのが大変だなと思うことがあります。
- 法人統括看護部長:
5年目くらいのときに対応した末期の患者さんが忘れらません。その方の最期が近づく中で、それまで会えなかった家族と連絡をとり再会してもらうことができたとき、「ここまで生きてきてよかった」「人間として扱ってくれた病院は、ここが初めてです」と涙ながらに言ってもらえて、私も大田病院で働いていて良かったなと思いました。
- 地域包括医療病棟ナース:
骨折で入院された患者さんが、せん妄もあり対応に困難を感じることもありましたが、最終的には、ご自分で歩いて帰る姿を見送ることができたときにはやりがいを感じました。
- 外科ナース:
月並みですけど、やっぱり患者さんに感謝を伝えられたときは、一番この仕事をしていてやりがいを感じます。大田病院らしさというか、病院のルールや制限がある中で、患者さんに寄り添って、その人が希望することを含めて看護をできたときが、やりがいがあるな、と感じました。患者さんの「こうしたい」とか「これが食べたい」とか、そういう希望に寄り添って、それが達成できたときが一番ですね。
- 診療所ナース:
私も、「ありがとう」と言ってもらえると、あーよかったなと感じます。病棟で入浴介助をしていたとき、他の病院で手術後にずっと入浴していなくて、転院してきて何カ月ぶりにお風呂に入った、という患者さんがいました。そのとき本当にほっとした顔をしていて、そのあとのリハビリでも関節可動域が広がっていて、入浴の効果ってすごいなとも感じました。また、状態の悪い患者さんについて、どうするかをチームで話し合って工夫したことが患者さんの改善につながったとき、皆で「よかったね!」と共有し合えた時に、達成感があります。
- 地域包括医療病棟ナース:
人間関係は本当にその病院によると思います。大田病院は、部長さん・師長さんなど上の人たちも看護師全員の名前を覚えてくれていて、話しかけてくれるから、壁を感じないところがいいなと思います。相談もしやすいです。
- 呼吸器内科ナース:
目を見て話すことや、笑顔を意識しています。
- 外科ナース:
最後まで話を聞くことを心掛けています。聞いていると途中で口をはさみたくなるものですが、その気持ちを抑えて、ひとまず最後まで聞くようにしています。
- 診療所ナース:
高齢の方が多いので、大きな声でゆっくり話すことを意識しています。外来で患者様をお呼びしたら、まったく別の方が来て診察室に入ろうとなさる場面もあるので、気を付けないといけないなと思いました。
- 地域包括医療病棟ナース:
患者さんの名前を呼ぶようにしています。うるさいくらい元気に話しかけるようにしています(笑) 明るく話しやすいように接することを心がけています。
- 法人統括看護部長:
目線を合わせて話をまず聞く事です。他愛のない会話から始めます。自分が入院したときに、質問攻めにしてくる看護師さんよりも、「今日はいい天気ですね」など、日常会話から話しかけてくれる看護師さんの方が安心できたので、そういうコミュニケーションって大切だなと、患者の立場になって改めて感じました。
- 循環器ナース:
「看護師として」というよりは、一人の人間として、まずは相手の話を聞くことを私は大切にしています。解決策がないことも実際には多いかと思います。
- 診療所ナース:
初対面だと難しいと思います。「忙しそうだから話しかけられない」という方もいるので、時間をつくってお話をした方が話やすいかと思います。また、返答が短い患者さんの場合は、「はい・いいえ」で済む質問ではなく、話をしてもらえるような投げかけをしてみるのも一つの工夫といえます。
- 透析室ナース:
基本は目を見て話しますが、難聴の方なら大事なことを伝えるときは耳元で話します。高齢者だと低めの声で話すと伝わりやすいです。
- 回復期ナース:
難しい質問ですね。患者さんをまずは理解しないといけないので、思っていることを聴きます。時間をかけて、その人にとって良い距離感を見極めていきます。目を見て話を聴く、一つひとつの手技を素早くかつ丁寧に行う、といったことを心掛けています。また、こちらは寄り添っているつもりでも、相手がどう感じるかが大切です。
- 呼吸器内科ナース:
私自身、はじめは緊張でカチカチになって、ロボットみたいになっていたと思います。でも、いろいろな人と話していくうちに慣れていきます。先輩がどういうふうに患者さんと話しているかを見て、話し方を真似してみたり、同期にも患者さんと話すのが上手な子がいたので参考にしたりしました。
- 外科ナース:
患者さんと普段から会話をしていくうちになんとかなります。コミュニケーション能力が高くなくても、相手に相談や連絡がきちんとできれば大丈夫です。
- 外科ナース:
否定しないことです。どんな内容であっても、「そうだったんですね」と一旦受け止めます。
- 呼吸器内科ナース:
何回も同じことを言われる方だったとしても、その時の感情は本当なので、何回聞かれても丁寧に答えたり説明したりするようにしています。
- 診療所ナース:
お天気のことはまず話しやすいかなと思います。
- 地域包括医療病棟ナース:
ずっといる患者さんなら「今日リハビリは何したんですか?」「何をして過ごしていますか?」といった、今日の出来事などを話します。まだ入院して間もない方なら、「ご飯はどうしていたんですか?」「買い物はどなたが行っていたんですか?」など、家やご家族の様子、どこまで動けていたのか、などをさりげなく聞くようにしています。そういった情報は退院後の生活を考える上でも大切になるので。
- 法人統括看護部長:
出身地、好きな食べ物、好きなテレビ番組などですね。前に病棟で勤務していたとき、寝たきりの患者さんにベッドの角度を少し動かして「月がきれいだよ」と見せている看護師がいて、素敵だなと思いました。寝たきりの方はずっと天井だけ見ているようになりがちなので、そういう季節の移り変わりや外の様子が見えたり、想像できるようにしたりする関わりは大切だなと思います。
- 外科ナース:
私はキャンパスライフがしたくて、大学に決めました。演習の施設が充実しているところ、先輩と話して優しかったところをいくつか受けて、合格をもらえた大学にしました。
- 呼吸器内科ナース:
私は高校のときに、両親とも話し合って大学を選びました。オープンキャンパスに行って、体験して楽しかったので決めました。看護師を目指したのは、高校2年生からです。実は、小学生の頃から保育士になりたいと思っていたのですが、高校2年生のときに保育士は向いていないかも…と悩み、一度まっさらにして考え直そうと思って、いろいろな学校のオープンキャンパスに行きました。
- 呼吸器内科ナース:
近い方が良いです。あとは、保健師も選べる方が自分の道が広がると思います。学んでみてその道に進みたいと思うかもしれないので、選択肢は多い方が良いかな。
- 外科ナース:
私は、家から大学まで片道2時間かかったので大変でした。
- 呼吸器内科ナース:
私は、島根県出身で、広島の大学に進学したので、大学のすぐ近くで一人暮らしをしました。
- 法人統括看護部長:
「自分が何をしたいか」が、一番の判断基準だと思います。いろいろな人のアドバイスを聞いて、「この仕事が合っているかも」、自分が「やりたいな」と思った方向に進むのが良いと思います。また、一度進んでみて、違うと思ったらやり直すこともできますし、実際に他の分野に進んだのちに看護学校に入り看護師になった方もいます。例えば、ウェディング業界の専門学校に行ってから看護学校に進路変更した方や、美容師や会社員として働いてから学校に入り直した方などを知っていますが、みなさん看護師としてしっかり現場で活躍しています。
- 外科ナース:
学校に入ったらどちらも基礎をやります。入学してからでも十分学べるし、ついていけます。私は、生物を選んで大学受験をしました。
- 呼吸器内科ナース:
私は現代文学で受験しました。行きたい学校の受験科目に合わせれば良いと思います。生物は、皮膚とか神経とか看護学校でも学ぶので、化学か生物かのどちらかと言われれば生物かな…とは思いますが、高校でやっていないと後れをとる、なんてことはないので、自分の得意な方で大丈夫だと思います。
- 回復期ナース:
私は4年生大学でしたが、保健師過程もとっていたので、勉強も倍でカツカツでした。ただ、奨学生で専門学校に通っていた人の話を聞くと、私が国試の勉強をしているときにまだ実習があると言っていたので、大変そうだなとは思いました。また、大学の場合1年生のときに教養の授業もあるので、文化について学んだりするのが、看護師と関係ないけれど私には楽しかったです。専門学校は一年早く社会に出られるというメリットもあるし、4年生大学は教養を深められるというメリットもあるので、それぞれ好みによるかな、と思います。
- 循環器ナース:
面接官によりますが、私自身は、学校生活で頑張ったことなど聞かれましたが、想定して答えを準備していたのでそんなに困らなかったです。準備が大事です!
- 診療所ナース:
娘が看護大学3年生なのですが、受験の際は、一週間に一つのペースで小論文を書いていました。小論文だけの塾の講座があり、そこから出されるテーマについて調べて書いて…という練習が勉強になったようです。今も看護学校でレポートを書く際にそのスキルは生かされています。
- 外科ナース:
学校の難易度は、理系と文系のくくりよりも、学校の偏差値によるところが大きいと思います。理系か文系かは、どちらでも受験はできるので、高校生のときにどちらを通ってくるか、によります。学校の実習環境などは、本当に学校ごとに違いがあるので、オープンキャンパスへ行って実際に見てみたほうが良いです!
- 法人統括看護部長:
大田病院も加盟している「民医連」が運営している看護学校として、「東葛看護専門学校」が千葉県にあるので、そちらはお勧めしたいなと思います。ただ、学校によって本当に特徴は様々なので、実際に見に行って、先生や学生さんから話をよく聞いて、自分にとって良いと感じるところが良いと思います。
- 外科ナース:
実習と課題です。実習での毎日の記録は寝る時間も十分にとれないことがありました。私は母性の実習が大変だった思い出があります。お母さんと赤ちゃんを1人で担当していたので、看護計画も2人分、記録も2人分でした。学校によっては学生2人でペアになって、お母さんと赤ちゃんを担当する、2対2のところも多いです。
- 呼吸器内科ナース:
私は病院の急性期病棟の実習が大変でした。忙しいし、ハキハキ言えないと患者さんの対応をさせてもらえないということもあります。メンタルは実習で強くなります!
- 循環器ナース:
看護の勉強は、計算とかではなく暗記することがほとんどなので、覚えればいいだけです。高校までと特に変わらないと思います。看護師になって「思っていたのと違ったな」と思うことは、キレイな仕事ではなく、重労働だということですね。
- 回復期ナース:
私は、認知症の患者さんと接したときのギャップがありました。学生時代は、「話を聴きましょうね」と学んできたのですが、せん妄の様子などを見てリアリティショックを受けました。
- 循環器ナース:
「病気なんだから優しくできる」と自分で思っていましたが、いざ対応するときには難しいと感じることは多いです。
- 統括看護部長:
学生のときの知識はあくまで知識で、臨床に出たら患者さんがいるので、そこからまた学んでいきます。基礎があるから、そこに経験を積み上げていけるので、学校での勉強は大切です。
- 回復期ナース:
メリハリをつけて頑張るしかないです。「今だけだ」と思って頑張る!それに尽きます。
- 統括看護部長:
レポートを仕上げること。寝てしまいそうになるので、寒い日にベランダに出て書いたこともありました。
- 循環器ナース:
私は実習ですね。
- 外科ナース:
あくまでも私の経験ですが、急性期(整形外科)での実習のときは、遠かったので5時に起きて朝食・身支度をして6時に出発していました。8時前には実習病院に到着して、毎日のスケジュールや行動計画表、手順書などを実習担当の先生に見せ、訂正があればして、朝礼に参加。ナースステーションで挨拶や計画の発表をして、指導者の看護師さんにも伝えに行きます。午前中が終わるとその報告を指導者さんにするので緊張します。昼休憩中には、指導者さんから言われたことを調べたり、午後のカンファレンスでの発表の準備をしたりするので大忙しです。15時頃にカンファレンスがあり、17時半~18時くらいに一日が終わります。そこから帰宅して、夕食やお風呂を済ませたら、記録と翌日の準備をします。その日に言われたことを調べ、カンファの資料や行動計画、手順書もつくります。時々、寝落ちしたり、起きてからまたやったりして、明け方3時、4時までかかりました。
- 呼吸器内科ナース:
私は実習グループのみんなと泊まってやっていました。誰かと一緒にやると共有できるし、寝落ちしていたら起こし合ったりできます。友達と一緒の方がメンタルは保てます。3週間あると、徐々に要領がつかめて最終週は少し眠れるようになります。実習を乗り越えたから今もやれる、実習に比べたら全然良い、と思えます。乗り越えられたら看護師に近づけるので、頑張ってもらえたらと思います。
- 循環器ナース:
ありました。話を聴いてくれない、「後にして」と言われてしまい報告できない、物品の場所を聞いたら「説明したでしょ」と言われる、などなど。どう乗り越えたかというと、毎週末に実習のグループのメンバーでレポートをさっと仕上げて飲みに行きストレス発散していました!それは楽しかったです。
- 診療所ナース:
看護大学に通う娘を見ていて、大変そうだなと思うのは関連図を作ることです。手書きしたものをパソコンに書き直す作業に苦労しています。地域の特別養護老人ホームの実習でレクリエーションに参加したり、介護福祉士メインの職場で違う視点で見れたりしたことが楽しかったと言っていました。
- 回復期ナース:
私はNICUの実習がとても新鮮でした。小さな赤ちゃんがとてもかわいくて、それを支える家族も見えて…。退院のパンフレットを前日に一晩で書いてくるように言われて、その日に本を買って書いたこともありました。大変でしたが、それも楽しかったです。また、ターミナルの方を学生で受け持ったときに、その女性の患者さんが「あなたに出会えてよかった」と言ってくれて、そのときはとても嬉しかったです。実習では忘れられない患者さんとの出会いがあります。
- 呼吸器内科ナース:
日勤のスケジュールは、朝出勤したら、まず電子カルテなどから情報収集をします。朝礼の後は、夜勤の看護師から申し送りを受けたあと、担当の患者さんを回ります。患者さんの点滴確認や清潔ケア、点滴の準備、バイタルサイン測定や検査の準備・対応などをします。曜日ごとに各科の回診があるので、その科の患者さんについて朝カンファレンスがあります。カンファレンス記録も書きます。
12時頃から、病院食の配膳をします。自分たちも交代で昼休憩を1時間とります。
午後は、病棟により違いもありますが、30分でカンファレンスがあったり学習会があったりします。そのあとは午前中にやりきれなかった患者さんへのケアや記録などをして、15時頃からチームリーダーへ申し送りをします。その後、チームリーダーが夜勤の看護師へ申し送りをします。このようにして一日が終わります
- 外科ナース:
かなり取れます。仕事は持ち帰らないで、切り替えが大事です。1年目の頃は考えてしまうことが多かったけど、切り替えられるようになっていきました。プライベートは、推し活したり、おいしいごはんを食べに行ったりします。テーマパークや旅行にも行きます。
- 呼吸器内科ナース:1年目は仕事に慣れていなかったので、家に帰ってメモしたことをまとめたり、次の日の準備をしたりしていました。同期と一緒にやっていました。オフの日は同期と一緒に遊びました。私は島根県出身なので、東京の観光名所めぐりをしました。浅草を着物で散策したり、スカイツリーを見に行って写真を撮ったり、渋谷に行ったりしました。今は仕事とプライベートは切り替えて、考えすぎないようにしています。
- 外科ナース:
患者さんとずっと接するのが看護師だと思います。患者さんの思いを身近で聞くことができるのが役割だと思います。
- 呼吸器内科ナース:
私も同じ意見です。患者さんの「代弁者」という役割があると思います。
- 呼吸器内科ナース:
一回は落ち込みます。でも、記録に残しておくと、それを先輩看護師が見てくれて「大変だったね」と声をかけてくれて、心が軽くなります。あとは時間が解決してくれる部分もあるかなと思います。
- 手術室看護師(オペナース)は、手術が安全かつ円滑に進むよう、患者さんと医療チームをサポートする大切な役割を担っています。手術中の医師への器械出しなどは、医療ドラマでも目にすると思いますが、そのほかにも患者さんの状態確認や観察、手術室内の環境整備、医療機器の管理など多岐に渡ります。患者さんの不安を和らげることも大切な仕事で、手術の前後に患者さんのもとへうかがい、精神的なサポートをします。
- 外科ナース:
よく聞かれるのは、若手のうちに急性期を希望する人が多いかと思いますが、回復期が良いという方もいます。でも学生になって実習でいろいろ見る中で変わる部分が大きいと思います。自分自身は、入職のときに呼吸器内科を希望しました。それは、学生の時に呼吸器の患者さんを実習で見たり、学校で人体のメカニズムを詳しく勉強したときに呼吸器を学んでおもしろいと感じたからです。
- 地域包括医療病棟ナース:
私は入職のとき循環器を希望しました。実習のとき楽しいと感じたからです。
- 診療所ナース:
私は、最終的に訪問看護がしたいなという目標があって、内科の病棟に行きたいと希望しました。
- 地域包括医療病棟ナース:
私の場合は新人のとき仕事が遅かったのですが、夜勤自立した頃から、急に日勤もうまく回れるようになったのを今でも覚えています。きっと、優先順位がうまくつけられるようになったんだと思います。入職して半年くらいなので…1年目の秋くらいでした。
- 呼吸器内科ナース:
手術の映像を見て具合が悪くなった人や、血を見て倒れてしまった人などはいますが、それでも看護師になっている人はいます。苦手だとしても、看護師になりたいと思う気持ちが強いなら、看護学校に入ってから考えても良いと思います。
- 地域包括医療病棟ナース:
私自身、よく倒れていました。採血するのも、されるのも嫌だったし、手術の実習に行ったときも一番短い手術にしてもらったのに3回くらい倒れました(笑) 気づいたらトイレにいて、看護師さんからよく「大丈夫?」と心配されていました。そんな私も看護師になれているので、大丈夫!仕事としてやればなんとかなります!
- 診療所ナース:
私はないです。病棟で一緒に働いていた看護師が見えると言っていたことはあります。
- 外科ナース:
夜勤をやっているので普通の会社員よりは多いけれど、日勤のみの勤務だとそんなに変わらないかもしれません。病院によって給料に違いがありますが、高いところはその分忙しかったりして、比例していると感じます。
- 統括看護部長:
病院によります。給料に差がある病院や、大学卒しか管理職になれない病院もあると聞いたことがありますが、大田病院では、大学卒と専門学校卒で待遇面の差はつけていません。
- 回復期ナース:
抵抗感がなくはないですが、学生時代から汚物に触れる学習や実習がもちろんありますし、陰部洗浄のやり方も学ぶので、仕事だからと割り切ってやれます。便や尿の色など、汚物から得られる情報もあるので大事な仕事だと思います。
- 回復期ナース:
うまくいかないこともあれば、いくこともあります。プリセプターの先輩に見てもらいながら、同期の皆で成長したなと思います。ひとりで頑張らなくても、環境が良かったら皆で支え合っていけます。
- 外科ナース:
手話を使う方はまれに来ますが、筆談など他の手段でもコミュニケーションをとります。翻訳機はありますが、英語はできると、外国人の方の思いを聞くことができるのでいいかなと思います。資格は持っていたらなんでも役に立つので、好きなことや得意なことがあったら持っておくのは良いことだと思います。
- 透析室ナース:
元気に笑顔で患者さんがお家に帰っていくのを見ると、やはりうれしいですよね。
- 透析室ナース:
看護師は大変だけど、免許があるので、出産や引っ越しなどで辞めても、またどこでも仕事ができます。また、看護師同士だけでなく、リハビリや薬剤師など他職種との関わりもある、やりがいのある仕事です!
- 外科ナース:
私の母が看護師なのですが、オーストラリアに行っていたことがあります。医療の在り方が国によって異なるので、そういうことが学べるようです。海外でも忙しい点は変わりないですが、日本よりも休日とかに余裕があって、夏休みにバケーションが1ヶ月あったりするようです。衛生面では当時は日本の方が良かった、と聞きました。今は時代が違うのでわかりませんが、国による違いを知る機会になるのかなと思います。
- 診療所ナース:
基本的にどちらも同じ温度です。冷めない方がいいですが、やけどさせてはいけないので、患者様に合わせて調節することが大切です。
- 法人統括看護部長:
大田病院には小児病棟がないのでお答えするのが難しいところです。基本は同じかと思いますが、専門のところに確認していただいた方が良いかと思います
- 法人統括看護部長:
人の役に立ちたい、人と関わる仕事がしたいな、と思い、看護師を選びました。私は医師は選択肢になかったのですが、学校の先生や保育士と迷いました。中学生のときに看護体験をして、看護師と決めました。
- 地域包括医療病棟ナース:
医者よりも看護師の方が患者様と関わる時間は長いと思います。私自身は、手に職をつけたい、女性でも資格さえあればどこでも働ける、ということと、自分が祖父母と関わって育った経験などから、お年寄りと関わりたいと思い、知識や技術などできることが多い看護師になりたいと考えました。
- 診療所ナース:
私の父が小さいころに亡くなったのですが、当時の自分は何もできなくて…。看護師さんが意識のない父に積極的にいろいろ話しかけてくれて、すごいなと感じました。看護師になって何かできるようになりたいと思い、看護師になりました。
- 地域包括医療病棟ナース:
心と症状の関係はあると思います。例えば呼吸器疾患をお持ちの方は、気持ちの変化で訴える苦しさも変わったりします
- 法人統括看護部長:
高校生のみなさんに看護の仕事や素晴らしさを知ってほしいし、看護師となって日本の医療を支えてもらえる人を一人でも増やしたい!という思いからです。
- 看護学生室スタッフ:
参加された高校生のみなさんの感想がいつもとても素晴らしく、開催する側としては大変なことはたくさんあるのですが、開催してよかったといつも感じています。看護師になってからも、当院での看護体験を覚えていて、中途入職される看護師さんもいるので、記憶に残る体験になっていることを嬉しく感じます。
----------------今回のQ&Aは以上です。たくさんの質問を寄せていただき、ありがとうございました!
☆今回の看護体験に参加できなかった方は、ぜひ冬休み中にも開催しますのでお申込みください。
☆看護学校に進学した際は、ぜひ大田病院にお知らせください。奨学金説明会も随時開催しています。
奨学金に興味のある方はこちら>>
☆先輩ナースからのメッセージにも、みなさまの疑問を解決するヒントがあるかもしれません。
ぜひ「働く看護師の声」もご覧ください☆
Q.仕事や看護学校で辛かったことはありますか?看護師になって大変と思うことはなんですか?学生のときに大変だったこと、若手のときに大変だったこと、今大変だと思うことは何ですか?
A.4年目外科ナースが回答します☆
看護学校で辛かったことは、実習です。記録を書いていて寝られないことが多かったです。私の学校は記録が手書きだったので、時間がかかりました。実習中の予定表を考えたり、技術チェック表や手順書を自分で作ったりしないといけなかったのですが、それを実習病院で「今日はこれをやろうと思います」と発表したら、「いや、今日は人がいないからできない」と一言で片づけられたことがあって…。そのときに「あぁ忙しいんだなぁ、自分もこうなっちゃうのかな」と思いました。この経験から、私は極力、実習生が来たときは、その学生さんの頑張ったものに寄り添いたいと思っています。
―国家試験は辛くなかったですか?
国試は、勉強すれば受かると思っていたので短期集中で頑張りました!過去問を解いて、レビューブックで見直していました。大学で推奨されていた本があって、答えが隠せるタイプの問題集で、必修と一般状況問題がまとまっている本がとても良かったです。
―看護師になって辛かったことは?
看護師になってからは、私自身はイラッとすることはあっても寝たら忘れるタイプなので、忙しいのは大変だけどそこまで辛くはないです。でも、ストレスが体に出ることもあるので、自分が何にストレスを感じているかわからないことも…。
看護師1年目のときは、覚えることに必死でした。でも、1年目は先輩みんなが見てくれるので不安はなかったです。2年目が自分の中では辛かったかな…。先輩にもちろん相談できるけど、「1年生もいるし自分で頑張ろう」となりやすいと思います。それを乗り越えられたのは、同期の存在が大きいです。同期と仲良いので、助けられていると思います。
Q.看護師になるまでに辛かったことと、諦めずに続けることができた理由を教えてください。
A.4年目外科ナースが回答☆
辛かった実習などを乗り越えられたのは、「親が学費を払ってくれているから、ちゃんと卒業しよう」という思いが一番だったと思います。やっぱり自分の意志で入学しているので、「やるしかない」と思って頑張りました。あとは、辛くても土日は休みなので、「あと何日乗り切れば休みだ!」と思って、金曜日は実習グループのメンバーみんなでご飯を食べに行ったりしていました。そう考えると、お友達づくりが結構大事かもしれないです。
Q.大変な時のメンタルの保ち方。看護師さんの趣味を知りたい。メンタルを保つのに趣味がある人が多いと聞いたので。
A.4年目外科ナースが回答☆
私は押し活!何かあっても、「来週ライブだし♪」と好きなことに没頭できるし、病院を出たら仕事のことはもう考えないです。
推しは、K-POP(SEVENTEEN、aespa、BTS)、ONE OK ROCK、RADWINPSなど、たくさんいます。あとは、ピアノを小さい頃に習っていたので、クラシックも好きです。オーケストラを聴きに行くとヒーリングになります。音楽を生で聴くのが好きです。旅行も好きで、最近は福岡に行きました。明太子、海鮮、もつ鍋が美味しかった。滝にも行ってマイナスイオンを浴びてきました。
大田病院は、休みの希望が通りやすいから、旅行やライブに行けます♪あとは…博物館にも行くし、アニメ・漫画も好きなので、家にいるときはよく見ています。今は『名探偵コナン』を一から見直しているところです。こんなふうに、私はプライベートの方で忙しいから、仕事で何かあっても大丈夫かなと思います。
Q.看護に進もうと思ったきっかけは何ですか?
A.4年目外科ナースが回答☆
私の母が介護士で病院・施設で働いていました。子どもの頃は、小学校が終わったら母の働いている施設が学校の近くにあったので、そこに行って仕事が終わるのを待っていたことを覚えています。そこでお年寄りの入れ歯を洗うのを手伝ったりしていて、自分も医療関係に関わるんじゃないかな、と思っていました。
―医療職・医療従事者の中でも、なぜ看護師を選んだのですか?
国家資格だから、というのと、小さいときから解剖生理や薬の本が家にあって、身体の仕組みや臓器や手術に興味があったので、自然と「看護師かな」と思いました。親にそういうことに興味を持つように導かれていたかもしれません(笑)
Q.1ヶ月でどのくらいお休みがあるのか知りたいです。
A.法人統括看護部長が回答!
月に何日休む、という「公休」があり、その日数は月によって異なります。それ以上に休みたい場合は、「有給休暇」を取ることができます。有給休暇は、年間に何日と法律で決まっていて、1年で取り切れなければ2年まで繰り越せます。病院によっては有休を取り切れないところもあるようですが、大田病院では有休はすべて消化することを基本とし、勤務を組んでいます。
勤続年数により日数は異なりますが、1年目は10日、2年目は14日、その翌年から1日ずつ増え、最大20日です。また、有休とは別に、夏休みが5日間取れるので、希望を出すことができます。有給休暇に夏休みが含まれている病院もありますが、大田病院は別で5日間の夏休みが取れるので、1年目は15日、2年目は19日と、年間に多くのお休みが保障されています。
Q.2交代の看護師さんと、3交代の看護師さんの2種類があるのはどうしてですか?
A.法人統括看護部長が回答!
看護師は交代で24時間、患者さんを継続して看護します。そのため、大まかにいって24時間を2分割する2交代制と、3分割する3交代制があります。その2通りの勤務体系ができてきた背景は、1950年に診療報酬の「基準看護」として「原則3交代制」といわれ、もともとは3交代が主流だった時期があります。その後、1992年に診療報酬の「基準看護承認要件」に「なるべく3交代であることが望ましいが、保険医療機関の実情に応じて2交代制の勤務形態があってもさしつかえない」とされました(日本看護協会の資料より)。
このように、医療制度の変更など、世の中の変化により働き方が変わってきたといえます。看護師の長時間労働などの問題も考えていかなければならないところだと思います。
Q.専門学校を卒業して、保健師の免許を取りたい場合、働きながら取る事が出来るのか。また、四年制学校を出た方が、認定看護師になりやすいなどはあるのか。
A.中堅看護師が回答☆
「保健師」は学校に行かないといけないので、看護師として働きながら取得するのは難しいです。
「認定看護師」は、四年制学校でも専門学校でも関係なく、現場で経験を積んだ後に、より専門性の高い分野ごとの認定となります。
Q.看護専門学校の選び方、実際に入ってみないと分からなかったこと、先生とか生徒とかの様子、環境も気になる。
A.2名の看護師が回答してくれました☆
―4年目外科ナース
私は、キャンパスライフを送りたくて大学受験をしました。オープンキャンパスは5校くらい行き、いくつか受けて合格したところに決めました。新設校だったのでキレイでした。入ってみないと分からなかったことは、実習の大変さです。専門学校でも大学でも、他の一般学生に比べたら、授業がつめつめ。朝から晩まで授業、というイメージです。
―看護大学3年生の子をもつベテランナース
私の娘が看護大学に行っています。うちの子は、家から通えるところ、医学部と交流があるところに惹かれて、今の看護大学に決めたようです。看護学部だけでなく、他学部の学生と交流でき、救命の体験などもできる、ということに魅力を感じていました。
Q. 看護師になるために高校生のうちにしておいた方がいいこと、今から意識すべきこと、看護学生になる前に勉強しておいた方がいい教科などありますか?
A. まずは高校での学習をしっかり行うことです。看護学校では基礎からいろいろ学びます。学習習慣をつけてください。余力があるなら、ニュースや時事問題を知り、解説者のいうことを鵜呑みにするのではなく、いろんな説を聞いて自分なりの考えを持つとよいでしょう(フェイクニュースに気をつけてください)。意見をまとめる方向として、弱い立場の人の気持ちを考慮することが必要だと思います。夏休みなど時間があるときには、本を読んでください。登場人物の感情の動きや人生を追体験することで、自分が経験できないことを知り、相手の立場にたつことに役立つと思います。
Q. 地域看護の魅力とは?
A. 多くの人は住み慣れた地域で暮らしていきたいと思っているでしょう。高齢化などにより住み続けることが困難になった場合、在宅のサービスを利用し支援をうけることで、住み慣れた地域での暮らしが継続できます。訪問看護師によるケアを受けることで、医療行為が必要な人でも在宅生活を続けられます。地域看護は、その人が生活している場でケアをすることで、より患者さんとの信頼関係が築け、やりがいを感じられると思います。
Q. ストレスはどのように発散しますか?ネガティブになってしまうとき、どう立ち直っていますか?患者さんの死と直面したときの切り替え方など教えてください。
A. 私は仕事とプライベートのon/offの切り替えをしています(仕事上のことはなるべくプライベートに持ち込まず、プライベートでは好きなことを楽しみリフレッシュするなど)。しかし、看護師も人間。つらいことがあったら、その感情を引きずってしまうこともあります。そんなときは職場の信頼できる人に聴いてもらい、気持ちの整理をしています。時として、ネガティブな感情になることもありますが、疲れているとそこから抜け出せないこともあるので、休養も大切です。亡くなった人に接した際は、受け持っている他の患者さんがいるので、すぐに気持ちを切り替え、看護に当たります。それでも心残りがある場合は同僚と話して、前向きになれるように心がけます。
Q. コロナ禍で大きく変わったことや大変なこと、患者さんとの接し方への影響などを知りたいです。
A. 感染対策をより厳しく行うようになったことが、大きく変わりました。発熱で外来に来られる方に、最初から隔離をし、医療従事者はフル装備をして接しています。また、病院の中で感染拡大させないように注意しています。面会制限をしたり、職員が行動指針を守ったりして、外部よりCOVID-19ウィルスが院内に持ち込まれないように注意しています。患者さんには面会制限で寂しい思いをさせたり、家族は心配をつのらせたり、退院指導がスムーズに進まなかったりして、少なからず影響が出ています。オンラインでの面会など、患者さんや家族をつなぐ工夫をしています。
Q. 看護師のやりがいはなんですか?看護師として大事にしていることはありますか?
A. 患者さんの良くなっていく姿や、感謝の言葉に接したときには、やりがいを感じます。大事にしていることは、相手の立場にたち共感したいと思っています。忙しいとつい自分のペースに患者さんを引き込みたくなるものですが、患者さんの立場になって考えることを心がけています。
Q. 養護教諭を目指しているのですが、看護師免許と養護教諭免許の2つを取得したい場合は?
A. 養護教諭免許状を取得した後、教員採用試験に合格する必要があります。学校でも生徒の病気やケガの手当など、看護師資格を持った養護教諭が求められています。看護師免許と養護教諭免許を同時に学べる大学もあります。看護師の経験をつんでから、養護教諭の資格をとるための学校もあります。ご自身の希望と照らして、調べてみてください。
Q. オンラインで行われる模擬面接で、対象学年はありますか?
A. 卒業年次である高校3年生のみ対象にしています。
Q. 血が得意な方ではないのですが、慣れていきますか?
A. 実は私も血液や傷を見るのは得意な方ではありません。しかし看護師のユニフォームを着ていると、不思議なことに、立ち向かわないといけないと思い対処できます。慣れもあり、対処できるようになっていくものです。
Q. 四年制大学にいって将来助産師になりたいのですが、看護師志望の人より頭が良くないと入れませんか?
A. 助産師も大切な仕事です。なりたい気持ちを強く持ち目標に向かって頑張ってください。
Q. HSP(Highly Sensitive Person)の性格の看護師でも医療ケアをしていけますか?
A. 高い共感力をもち、相手の痛みや喜びに敏感なHSP傾向の人は、寄り添って心や体をケアする仕事は、相手から感謝されることも多くやりがいを感じられるので医療従事者に向いているかと思います。ご自身の特性を理解し、傷つきやすい行為や環境などは避けるなど、ご自身を守る方法を見つけていくという準備も必要だと思います。
Q. 看護師になって(看護師ならではの)大変だったこと、つらかったことはなんですか?
A. 私は、いろいろな職場を経験していますが、それぞれ大変なこともあり、やりがいもあり、日々経過していくうちに大変さを忘れて、良かったことが残り、長いこと看護師を続けてこられました。強いて言えば、就職したばかりの何もかも自信がないときが大変だったと思います。先輩看護師に随分迷惑をかけましたが、優しく指導してもらいました。
Q. 患者さんやその家族だけでなく、周りのスタッフにも優しく接することが大切だと考えているのですが、どう思いますか?
A. 職場の人間関係は重要です。職場にはいろいろな個性の人がいますが、やはり相手の立場に立って理解すること、コミニケーションを十分とることは必要だと思います。
Q. チーム医療とは実際どんなものなのか知りたい。
A. 病院には、さまざまな職種が患者さんの治療に携わっています。医師を中心に、看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、検査技師等などの職種が専門の知識と技術をもって患者さんに関わり、問題を分析し、解決するために話し合いの場をもち協力しています。
Q. 重病患者さんに対してどんな言葉をかけていいのか分かりません。看護を学ぶ上でそのようなことは身につくのでしょうか。
A. 特別な言葉は必要はないと思います。寄り添う気持ちと態度で、相手に伝わるものがあると思います。
Q. 地域の人々とは、どのような関わり方をしているのですか?
A. 大田病院は創立より72年の歴史があります。地域の方々から、当院の医療・活動を支えていただいています。地域医療としては、診療所や訪問診療、訪問看護などを通じ、その方が地域で暮らしていけるように医療・介護を提供しています。また、健康教育(班会)や子ども食堂(有志)などの活動もおこなっています。「よろず相談」という相談活動もしています。
Q. 男性看護師も医療業界に求められていますか?
A. 大田病院にも男性看護師が多く働いています。女性の多い職場なので女性の仕事と思われがちですが、看護業務に男女の差はなく、もっと男性看護師が増えてもいいのだと思います。
Q. 患者やその家族に強くあたられたりしたとき、どのように接していましたか?
A. 強い態度で接してこられる方に対しては、なぜそのような態度に出るのか理由を探します。同じ感情に流されないようにして、冷静に対応します。ひとりでは対応しないようにして、上司等一緒に対応してもらいます。
Q. 看護の専門学校と大学の違いについて、具体的に知りたいです。
A. 専門学校も大学も、それぞれの学校の特色があり、一概には言えません。専門学校であっても大学のように4年コースがあるなど、多様化しています。ご自身の行きたい学校をよく調べてみてください。
----------------過去の高校生からのQ&Aは以上です。
今後も看護体験では高校生から感想や質問をお聞きし、それにこたえる記事を作っていきます!
「看護師さんに直接質問したいな」と思う方は、ぜひ看護体験に来てくださいね☆
大田病院 看護学生室
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