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2023.03.22

最終更新日:2023年3月22日

子育て中の看護師に聞いた、復帰時の職場選びのポイントと育児の両立について。

子育て中の看護師の職場

大田病院や訪問看護ステーションで子育てをしながら働くママさん看護師にインタビュー。

看護師の復職には、出産・育休から職場復帰や、一度離職後、復帰など様々なケースがあります.
今回は、出産・育休後の職場復帰と子育てという点にフォーカスしました。

出産・育休後に職場復帰のタイミングで、
「子育てと看護師の仕事の両立はできるのか?」
「ブランクがあるので復帰後に不安がある。」
「仕事はしたいが、育休明けフルタイムは難しいと感じる。」
「子育てしながらの夜勤に自信がない。」
「保育園の送り迎えができるか?」
といった声はよく聞かれます。


当法人では、大田病院、診療所、訪問看護ステーションなどがあり、子育てをしながら働くママさん看護師がとても多くいます。
その中でも、育休後に職場復帰した病棟勤務の看護師と、ブランクを経てパート勤務に復帰した訪問看護師に、

「子育てしやすい職場(環境)とは?」
「子育と両立するための時短勤務などの自分に合った働き方とは?」
「利用した、子育て支援制度にはどういうものがあるのか?」

などインタビューしました。
それぞれの働き方や、育児と両立する工夫、これから復帰・転職を考えているママさん看護師へのアドバイスなどを紹介していきますので、是非参考にしてください。

 

中途採用看護師支度金制度2024 

―目次―

産休・育休後の職場復帰の条件や悩んだこと。
 -産休・育休後に職場復帰した病棟看護師Dさん
 -出産を機に一度離職後、元の職場に復職した訪問看護師Eさん

子育てを両立する看護師の1日
 -子供3人の育児と訪問看護師を両立するEさんの1日
 -2歳児の子育てをしながら病棟で働くDさんの1日

ママさん看護師が利用している子育て支援制度
 -院内保育室「うさぎ保育園」についての内容
 -パート勤務についての内容(勤務時間)
 -子育てしながら時短勤務について
 -子育てしながら夜勤免除について

職場復帰や転職を検討中の看護師へのアドバイス
 -病棟看護師Dさん「子育てに対する職場の理解が大切だと感じています」
 -訪問看護師さん「時短勤務など今の自分にあう職場で」

育休明けの復職・転職でよくある質問
インタビューに答えてくれた先輩看護師の紹介
ママさん看護師の職場選びと育児の両立 まとめ

 

産休・育休後の職場復帰の条件や悩んだこと。

出産後の職場復帰の選択肢は、「職場環境」や「どの程度家族に応援・協力してもらえるか?」などによって様々なケースが考えられます。
当法人の病棟看護師(正社員)、訪問看護師(パート)の場合はどうだったのかを聞いてみました。


産休・育休後に職場復帰した病棟看護師Dさん

看護学校卒業後、新卒で入職しました。 28歳のときに出産し、産休と8ヶ月の育休をとって、職場(大田病院の外科病棟)に復帰しました。
私は自宅から職場まですごく近いわけではなかったので、
「保育園の送り、迎えができるか?」
「子育て・家庭生活と両立しながら働けるか?」
という点に不安を感じていました。

”子どもとの時間を増やしたい”という希望が強く、保育園から職場までの距離や時間を調べたり、時短勤務や夜勤免除などの使える支援制度の詳細を、後悔しないように入念に確認しました。

出産を機に一度離職後、元の職場に復職した訪問看護師Eさん

3人の子育てをしながら訪問看護で働いています。
1人目・2人目の出産のときは、育休のあとに元の職場(訪問看護ステーション)へ復帰し、パートで時短勤務をしていました。
41歳で3人目を出産したあとは、子育てに専念したくて一度退職しましたが、2年のブランクを経て、再び元の職場を選び復帰しました。
職場復帰の際は、小さい子どもが急に熱を出したら保育園には預けられないので、そういった子育てとの両立に理解と支援のある職場がいいと考え、やはり元の職場に戻りたいなと思いました。
体力に自信がないので、時短勤務を希望し、午前中のみの週4日勤務からスタートしました。
それから1年経って、体が慣れてきたこともあり、週4日のうち2日は一日勤務で働けるようにに延ばし、社会保険に入ることもできました。
復帰の頃は不安や心配もありましたが、今は充実した生活が送れていると思います。


 

子育てを両立する看護師の1日 

「育児や家庭と仕事の両立って、どう実際しているの?」という疑問にお答えします。
訪問看護師Eさんと、病棟看護師Dさんの1日の流れを、それぞれご紹介します。


子供3人の育児と訪問看護師を両立するEさんの1日

●6:30 
起床したら、先に自分の身支度をササッと済ませて、朝食づくりなどの家事にとりかかります。
慣れれば30分でもこなせるようになります。

●7:10 
寝ている子供を起こして、家族で朝食をとります。
ここから、下の子は保育園への登園準備をし、先に上の子を学校へ「いってらしゃい!」と送り出します。
朝はどうしてもバタバタします。

●8:00 
下の子を保育園へ送り、自転車で職場へと向かいます。

●8:50 
業務開始。まずは朝礼です。
前残業はなく、ぎりぎりの出勤になっても、それを咎めるような雰囲気はありません。
患者さんやご家族についての訪問に関する情報共有や相談をして、不安を解消してから訪問先へ出発します。

ママさん病徴看護師の日勤業務

 

●13:00または16:50
業務終了。
半日勤務と1日勤務の日を週の中で2日ずつにしているので、
午前に終わるときは13時、午後もあるときは16時50分までです。
1日勤務の時でも、17時前に終わるので、明るい時間帯に帰宅できるのは嬉しいです。

●17:20 
残業はほぼないので、この時間には保育園にお迎えに行くことができます。
保育士さんから1日の子供の様子を聞けることが楽しみの1つです。

●18:00 
帰宅したら、夕食づくりがメインになります。
その他にも無理のない範囲で家事をこなし、夕食をみんなで食べます。

●19:00 
夕食の片付けを済ませたら、テレビを観たり、子供と遊んだりする時間にします。

●20:00 
お風呂に入り、子供とまったりする時間も大切にしています。
翌日の準備で先にできることをやったり、寝る支度を整えたりしていきます。

●21:40 
子供の寝かしつけはだいたいこのくらいの時間にでき、忙しいながらも充実した1日が終了します。




2歳児の子育てをしながら病棟で働くDさんの1日

 

●5:40 
起床し、まずは自分の準備を済ませてしまいます。
そうすることで、子どもを起こしてから動きやすくなります。

●6:00 
子どもを起こして、朝食を一緒にとります。
まだ2歳なので手はかかりますが、仕事前に触れ合える大切な時間です。
朝食の片付けはサッと終わらせて、子どもの身支度を整えて出発します。

●7:00 
子どもを保育園へ送ります。

●8:50 
出勤して業務開始です。
仕事が始まれば自然と目の前の患者さんに集中できます。
患者さんの情報を、電子カルテだけでなく、チームの看護師とよくコミュニケーションをとりながら共有します。

●12:30
昼休憩。勤務の都合上、前後することもありますが、お互いにサポートしあってしっかり休憩がとれます。
職員同士の人間関係が良いのでいろいろなことを話します。


●15:30~16:30 
時短勤務の制度を使っているので、だいたい16時前後には退勤します。
状況によって、仕事が予定通りに進まないこともありますが、チームで働いているので
「まだ終わっていないことはある?」
「やり残した処置があるなら引き継ぐよ!」
などとお互いに声かけし合っています。
みんな協力し合う雰囲気があり、こちらもお願いしやすく、助けられています。


●17:00 
保育園へお迎えに行きます。
帰宅してからは、夕食づくりや家事、子どもとの時間が優先になります。
やることはたくさんありますが、少し自分の時間を見つけながら過ごしています。

 


 ママさん看護師が利用している子育て支援制度 

子育て中の看護師にとって、
『夜勤や勤務時間への配慮があるか?』
『保育が受けられるか?』
といったことは職場復帰や、お仕事を探すうえで重要なポイントです。
ママになっても働き続けられるよう、当法人には保育室や時短制度があります。
当法人の保育室や、勤務時間の調整、夜勤免除・時短勤務の制度について、利用している看護師の声も交えながら紹介していきます。

院内保育室「うさぎ保育園」についての内容(特徴)

・大田病院のすぐそばに保育室があります。
・産休明け(生後56日)から2歳未満児まで保育を受けられます。
・認可保育園に入ることを前提にし、認可保育園への入園が決まるまでの間、責任をもってお子さまをお預かりします。
・保育時間は保護者(職員)の勤務開始30分前から勤務終了後30分以内です。
・保育料は保護者の標準報酬月額の15%です。
・保育内容は、自由遊び、室内遊び、散歩などを行っており、給食もあります。
・少人数なので一人ひとり丁寧に、優しい保育士が対応してくれます。

-院内保育室を利用するメリット

・すぐ近くに子供が過ごしているという安心感があります。
・公立(認可)保育園は、年度の途中ではそもそも空きが少ないため入園できないことが多いですが、次の年度までの間に預けて働けるので、復帰のタイミングをそれに左右されずに決めることができます。
・「認可保育園に入るためにも働いている実績をつくりたいから、先に保育室に預けて働く」という先輩ママ看護師は比較的多くいます。復帰している実績があると、入園可否が決まる際の点数が高くなり、認可保育園に入りやすくなることが多いためです(自治体によって基準は異なります)。



パート勤務についての内容(勤務時間)

●訪問看護師Eさんもその一人
『私は2人目の出産後に常勤からパートへ切り替えました。
 週4日勤務で、そのうち2日は8:50~12:50の半日勤務、あとの2日は8:50~16:50の一日勤務です。
 半日勤務の日は、早上がりなので早めに保育園へお迎えに行き、買い物へ行ったりします。
 一日勤務の日も残業はほとんどないので安心です。お休みの日はゆっくり体を休めるようにしています。』

 

子育てしながら時短勤務について

未就学児の子どもがいる場合は、本人からの申請によって、6時間勤務に時間短縮ができます。

●この制度の利用者、病棟看護師Dさん
『子どもが2歳で、8:30~15:30までの時短勤務中です。
 できるだけ子どもと過ごす時間をつくりたくて、この制度を使わせてもらっています。
 子どもとの時間が増えて、自分自身も心の余裕ができたと思います。』
 といいます。

 

子育てしながら夜勤免除について

病棟看護師Dさんは時短勤務の他にも、夜勤免除の対象にもなっています。
子どもが小学校に入るまでは、申請により、夜10時から朝5時までの間は働くことを免除されます。
このような制度により、職場の協力を得ながら常勤看護師としてキャリアを継続することができます。


 職場復帰や転職を検討中の看護師へのアドバイス 


子どもとの時間を大切にしたい思いと、看護師のキャリアを継続したい思い、その二つを両立する働き方や仕事の選び方を模索しているママさん看護師へ、先輩看護師からのメッセージです。

病棟看護師Dさん(産休・育休後に職場復帰

大田病院は、子育てに対する職場の理解があり、急な発熱などで休まなくてはいけないときにも対応してくれたり、土日の休み希望も通してもらえたりして本当にありがたいです!
看護師の仕事と家庭との両立に不安を抱えている方は多いと思いますが、時短勤務もしっかりとれるので、子育てしやすい病院だと思います。


訪問看護師Eさん(出産を機に一度離職後、元の職場に復職した訪問看護師

家庭や子育てと仕事の両立は、本当に悩むところだと思います。
不安なようであれば、慣れるまで時短勤務で働いて、状況を見て「できそうだな」と思えたタイミングで、勤務時間の延長を考えるのも良いかもしれません。
私の職場では、そのような相談やお願いにも柔軟に応じてもらえました。
無理せずにゆっくり仕事を覚えていけば大丈夫です。
病棟での夜勤免除もありますが、訪問看護のお仕事は、夜勤がないだけでなく、残業もほぼないのでおすすめです。
ブランクがあっても、同行訪問など指導体制があるので、安心して復職できると思います。

 出産を機に一度離職後、元の職場に復職した訪問看護師

 


 育休明けの復職・転職でよくある質問 

 

Q 子育てに対する職場の理解はどうですか?
A.
【訪問看護師Eさん】
私の職場は子育て経験者が多いので、子どもが病気のときや学校行事でお休みするときにも、とても理解があると思います。
休憩時間には子育ての話やドラマ・タレントの話などをして、とても楽しく、気分転換になっています。子育てしながら働きやすい職場だと感じます。

 

Q 時短勤務・夜勤免除(日勤のみ)の他に、子育て中の職員に対する制度はありますか?
A.
時短勤務と夜勤免除(未就学児)の他には、「育児時間」や「時差出勤」、「子の看護休暇」などがあります。
育児時間」は、労基法に定められた給与保障で、1歳未満の子をもつ女性職員は1日につき1時間の育児時間が付与されます。
30分2回に分けることもできるので、30分遅く出勤して30分早く退勤する、という使い方も可能です。
「時差出勤」は、子どもが3歳未満の場合に、申請により1日に1時間を超えない範囲内で勤務時間を変更することができます。
「子の看護休暇」は、未就学児の場合、子の看護(健康診断・予防接種も含む)等のための休暇を年度内に5日まで申請できます(有給休暇とは別で無給の休暇となります)。
半日単位、1時間単位での取得も可能です。

 

Q 家庭との両立において、家事などはどんな工夫をしていますか?
A.
【訪問看護師Eさん】
食事づくりは、コープデリのミールキットなどを利用し、時短料理をしています。
時短でも、栄養バランスを考えて、なるべく手をかけたいなと思っています。
また、食洗機や洗濯乾燥機など、少しでも家事が楽になるものは積極的に利用しています。

 

Q その他に、ママさん職員へ勧めたい制度は?
A.
子育て中心の生活で、どうしても自分自身のメンテナンスは後回しになりがちなママさん。
当法人には、共済があるので、法人グループ内の医療機関や薬局に受診した場合には、そこでかかった保険診療分は申請すれば全額戻ってきます(共済組合加入の職員は誰でも利用可)。
病院、診療所、歯科も対象です。
実際に、あるママさん職員は、歯周病になりかけた状態から半年かけて歯科に通院し、口腔内の環境を正常な状態に戻すことができました。


「歯科は高いけれど、実質負担ゼロなので、根気よく通院が続けられた。」
「長年、花粉症に悩まされているけれど、定期受診の時にかかる受診費や、薬局でかかるお薬代も戻ってくるので助かる」
という声が聞かれます。

 

Q.育休明けの夜勤免除や、時短勤務はいつまで対応可能ですか?
A.
夜勤免除や時短勤務は、未就学児のお子さんがいる方が申請した場合に使える制度です。
夜勤免除の制度では、午後10時から午前5時までの勤務が免除されます。
時短勤務では、大田病院は8時間拘束・7時間勤務となっていますが、これを6時間勤務へと短縮することができます。
短くする1 時間分は、勤務開始前でも後でも良いので、

「保育園が遠くて、朝が間に合わない」という方は始業を1時間遅らせることもできますし 、
「少しでも早く帰宅したい」という方は終わりを1時間短くすることも可能です。
もちろん職場長との相談は必要ですが、生活に合った働き方を考える上で、メリットの大きい支援制度といえます。

今回のインタビューに応えた先輩看護師をはじめ、多くの看護師がこうした制度を活用しながら働けています。

 

Q.看護師が育休明け前にしておきたい事前準備や勉強方法を教えてください。
A.
育休中に何か課題を設定している病院があるのかはわかりませんが、大田病院では、事前の準備や勉強は求めません。
実際に、育休中といっても、育児は 24 時間休みなく続くもので、勉強よりも心身を休めることの方が重要な期間といえます。

育休中の看護師が復帰する前には、職場長と個別にLINEなどで連絡をとり、どんな制度が使えるかも伝えながら、どんな働き方をしていくかを働き方をしていくかをよく相談します。
保育園の送り迎えや家庭との両立方法をシミュレーションし、相談します。保育園の送り迎えや家庭との両立方法をシミュレーションし、いろいろなことが決まった上での復帰となります。

病棟の師長に「育休中にしておきたい準備や勉強などはありますか?」と質問したところ、こんな答えが返ってきました。
「技術が出来ているか、学習しているか、ということよりも、まずは子育てと両立することがメイン。
子育てしながら働き続けられるように、職場環境を整えることが一番大切だと思っています。
戻ってきてくれるだけで満点です!」

どの職場でも、このようなサポーティブな雰囲気は共通しているので、安心して復帰できます。

 

Q.子どもの体調不良による早退や欠勤などが不安です。先輩のママ看護師はどのように対応されていますか?
A.
長くお仕事を休んでいたところからの復帰は、誰もが不安を感じるところです。
特に、お子さんが小さいうちは、突然の体調不良で保育園から呼び出しの電話がくる、ということも少なくありません。
そのようなときは、職場の責任者に相談して、他の看護師との勤務調整などをお願いすることになります。

「急なお休みをもらって申し訳ない気持ちでいたときに、お互い様ね、と師長が言ってくれてありがたかった」
「育児を経験してきた看護師が職場の中に多いので、理解がある」
という看護師が多くいます。

また、常勤の場合、有給休暇とは別に「子の看護休暇」を年度内に 5 日まで取ることができます。
こちらは、お子さんの通院だけでなく予防接種のためにも利用することができます。
こうした制度を活用して、先輩のママ看護師の多くが仕事を続けることができています。

 

Q.看護師が転職する際に、前職のスキルをどのように役立てることが出来ますか?
A.
まず中途採用の面接時には、これまでの職歴やどのような業務に携わってきたのかを確認します。
そして、前職のスキルや経験を考慮し、それが生かせるような職場配置を行っています。
入職後には個別に指導担当者がついて、技術チェックシートを用いて確認しながら業務に慣れていっていただきます。

 

Q.看護師の将来的なキャリアアップ等の制度はありますか?
A.

大田病院の若手研修は3年間のプログラムを組んでいます。
4年目以降は、関心のある分野の委員会に所属したり、訪問看護や診療所など院外での研修に参加したりすることができます。
また、認定看護師を目指したいという方へのサポートもあります。

認定看護師取得に向けたサポート制度
配属職場の看護師長との個別面談が年2回あります。
その中で、知識や技術を深めたい分野、認定看護師を目指したい思いがあれば話していただき、相談の上、管理会議で討議します。
その分野での活躍が期待され、認定取得後も当院のより良い医療・看護の提供に寄与していただける方と認められれば、勤務保障、学費や交通費の保障が受けられます。
仕事をしながら学校で専門的な勉強を深めていくことはハードルの高い道ではありますが、実際に、当院ではこの制度を使って、「感染管理」、「認知症看護」の認定看護師が誕生しています。
また、最近では「緩和ケア」の認定看護師の学校に合格し、春から通い始めるという看護師もいます。
病院によっては、費用は自己負担であったり、常勤から非常勤にならざるを得なかったりするケースケースが多いですが、当院の場合は、常勤(正社員)のまま認定看護師へのキャリアアップが可能となります。
これはあくまでも、当院で引き続き活躍していただくことが前提となるサポート制度です。
看護師としてスキルアップをしていきたい!という熱意のある方には、ぜひ挑戦していただきたいです。

 

Q.看護の仕事は専門性が高く、医療業界も進歩する中、自分の技術力低下が心配です。
 ブランクがある場合の、復帰のための支援には、具体的にどのようなもの がありますか?
A.
ブランクがある場合も、そうでない場合も、入職にあたっては個別に研修プログラムを組んでいます。
その中で、看護技術の確認(スキルチェック)をしながら、足りないところは現場で教わり、少しずつ技術を補強していくことができます。
固定した一律の復職支援プログラムというものはなく、一人ひとりに合わせた個別的なサポートとなります。
中途採用の方でも、 職場で指導担当者がついて一緒に進めていくイメージです。
復帰に不安がある方でも安心して仕事を始めることができます。

また、病院全体での学習会が定期的に開かれ、医療の進歩に全職員で対応していこう!という姿勢があります。
例えば、
「医療安全学習会」、「感染対策学習会」は全職員が参加対象で、年に2回開催しています。
1時間という短い時間ながら、重要なことに的を絞り、すぐに業務に生かせるような学習となっています。
職場では業務を調整して全員が参加できるようにしています。

他にも、中堅研修、キラリナーシング(日々の看護実践 について 職場をこえて交流する会)など、様々な研修がありますが、それらは「勤務」として時間内に受けることができます。
学びたい人は個人で時間外に、という方針ではなく、学ぶことも働くことの一部として大切にする、一貫した考え方があるからです。

 

 

 


 

 インタビューに答えてくれた先輩看護師の紹介 

育休から復帰後、時短勤務で働くママさん看護師

--病棟看護師Dさんのprofile--
新卒で2016年入職し、一般病棟勤務。28歳で出産後、8ヶ月の育休から職場復帰。
現在は外科病棟で、時短勤務・夜勤免除の制度を利用しながら働いている。

 

3人の子育てをしながら、非常勤で働く訪問看護師

--訪問看護師Eさんのprofile--
3人の子育て中の訪問看護師。2000年入職後、2人目の出産を機に常勤から非常勤へ切り替えて働く。
3人目の出産後に退職するも、2年のブランクを経て同じ職場に復職。

 ママさん看護師の職場選びと育児の両立 まとめ 

子育ては思い通りにいかないことも多くあります。
それでも、看護の仕事にやりがいを感じ、家庭と両立しながら自分らしく働き続けたいという思いは、多くのママさんナースに共通するところです。
当法人には、同じ悩みを持ち、頑張って乗り越えてきた先輩看護師がたくさんいます。
当法人は、大田病院や、系列の診療所・訪問看護ステーションなどがあり、夜勤免除や時短勤務など、ライフスタイルの変化に合わせた様々な働き方に対応しています。
そのため、家庭や子育てと両立しながら安心して働き続けることができます。ご自身の「こんな働き方がしたい」という希望を大切に、まずはご相談ください!

 

 城南福祉医療協会 大田病院または訪問看護ステーションで一緒に働きませんか?
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