大田病院の奨学生は、月1回「奨学生ミーティング」に参加します。
お互いの近況を話したり、さまざまなことを一緒に学ぶ大切な機会です☆
今回は、学生さんからの関心に応えて『災害看護』について学習しました。
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まずは交流☆
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それぞれ異なる看護学校から集まる奨学生のみなさん。
ミーティングのはじめには、アイスブレイク(緊張を溶かすためのワーク)で交流しています。
今回のお題は「自分のトリセツ」!
―自分の「強み」・「弱み」・「メンテナンス方法」をそれぞれ紹介してもらいまいた。
メンテナンス方法とは、何をすると心身ともに回復したり、不調をコントロールできるか、といったもので、
「寝ること・食べること」「飲酒(笑)」といった人間の基本的欲求に従ったものから、
「瞑想」「ペットのおなかのモフモフ」といったものまで様々。
奨学生のみなさんの個性が垣間見えたり、ストレス解消法の参考になったりと、楽しく有意義な時間でした。
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災害看護を自分にひきつけて
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災害看護といっても幅広いですが、
今回は、熊本地震後の看護師さんにフォーカスしたYoutubeの動画と、
東日本大震災を経験した看護師さんの手記を素材として学習。
どちらも登場するのは若手のナース。
「自分だったらどう動くだろう?」という視点で考えてもらい、
奨学生それぞれが何を感じたかをディスカッションしました。
出典:『看護10ストーリーズ:輝くいのちの宝石箱』
↑奨学生が読んだものは、この編著の3つめにある
「被災者支援に24時間稼働した病院で」というタイトルの手記です。
この他にも、胸に迫るような内容が満載の編著です。ご興味のある方はぜひお読みください☆
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奨学生の感想
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・学校でも災害看護の授業がスタートしたので、習ったことを思い返しながら学べました。
動画を観て、まずは生活環境を整えることが大切だと感じました。話し相手がいないことや、不安な気持ちに対して、身体面だけでなく精神面のケアも重要だと思います。手記からは、被災地の外、遠方から支援が来た時のありがたさが伝わってきました。災害時は、人がいることがとても大切であるため、もしそのような場合は「寄り添うこと」に力を入れて関わりたいと思います。
(首都医校 4年生)
・実際に震災が起きた時、自分たち看護学生にできることは少ないと思っていたのですが、他の奨学生のお話を聞いて、精神的なケアをすること、常日頃からどのように動くかを想定しておくこと、そして「看護師としての仕事」だけにこだわらず、もし派遣されたらできることをやっていくことなど、今からでも備えられることはたくさんあると感じました。
看護師になってからだけでなく「もし今地震が起きたら」という視点で常に考えながら生活していこうと思います。
(都立荏原看護専門学校 1年生)
・動画を観て、看護師の疲労がとても伝わってきて心配になりました。支援者側、医療者側は「人の役に立ちたい」という思いをもって動くので、看護師の心の負担なども気をつけなければいけない視点だと思います。看護師の免許をもっていない学生の立場であっても、被災者の話を傾聴することなど、小さな力ですが免許の有無にかかわらずできることはあると思いました。
災害看護について、みなさんの意見を聞き、いろいろな視点から考察できて良かったです。
(東京有明医療大学 3年生)
・災害について考えさせられました。私自身は被災の経験がないため、手記の経験談をふまえて想像を膨らませていました。
被災された方は、とてつもないストレスを伴っていると思うので、気持ちの傾聴や、「寄り添う」という役割も担っていくことが大切だと感じました。医療従事者の責任感の強さを身につけて、患者に安心・安全を提供できる看護師になりたいと思いました。
(人間総合科学大学 4年生)
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