<高校生看護師体験>
主催者:大田病院 看護学生室
開催日:2023年3月27日、31日の2日間(午前・午後2時間ずつ、全4回)
参加者:看護系に進学を考えている・興味のある高校生33名
大田病院にて看護師体験を開催しました。コロナ禍はずっとオンラインでしたが、久々のリアル開催!
過去のオンライン看護師体験参加者や資料請求していただいたことのある高校生へ通信でお知らせしたところ、あっという間に満員になり、2日間で合計33名の高校生が参加しました!
1.看護師の仕事や看護学校についてのお話
2.バイタルサイン測定(脈拍・血圧測定)のレクチャー&体験
3.車いす介助のレクチャー&体験
4.病院見学
5.「看護師の一日」 動画上映
会のはじめに、参加者の皆さんから「どうして参加しようと思ったのか」を聞いてみると…
「今までオンラインの体験には参加したことがあったけど、実際に病院を見れるのがいいなと思って来ました」
「看護師になりたいと思っていて、看護師さんからお話を聞きたくて来ました」
「他の病院の看護師体験に参加したことがあるのですが、やったことのない体験ができるので来ました」
ーなどなど、参加動機は様々ですが、オンラインでないリアルの体験を求める高校生が多いことがわかりました。
終了後のアンケートには、参加者全員がびっしりと感想を書いてくれました。
この記事では、当日の様子を、写真や参加者の感想文を交えながらご紹介します!
※写真は許可を得てお顔が写っていないものを使用しています。
※病院内で行うため、手洗い、健康状態のチェック、見学中のマスク・フェイスシールド装着を徹底して行いました。
看護学生室師長より、スライドを使いながら「看護師の仕事」や「看護学校の選び方」、「看護学校受験アドバイス」について説明をしました。
・これまでは本などでしかなかった情報を直接聞くことができたり、学校や病院の特徴だけでなく看護師が働くことのできる場所まで知ることができて、より看護師の資格を取って働きたいと思いました(東京家政大学附属女子高等学校2年生)
・奨学金についてあまり調べたことがなく、説明を聞けてよかったと思いました。くわしく聞けたので、看護師という仕事に対し理解がより深まりました(淑徳巣鴨高等学校2年生)
・実際に病院で働かれている看護師の方からお話を聞いて、今まで自分が思っていた「看護師は大変そう」という考えが変わって、「看護師は大変なこともあるけど、明るくてやりがいが多い仕事なんだ」と思うことができました(都立上野高等学校2年生)
・看護師さんの仕事は思っていた以上に多くて驚いた。大変なことや厳しいことがありながらも、笑顔を貫かなければいけないことを改めて感じた(東洋高等学校2年生)
・今回のお話の中で印象に残った言葉が、「患者さんができることをやってもらうことも援助」というもので、何でも手助けしてしまうことは本当の意味で患者さんを助けることにはならないのだな、と学ぶことができました(千代田区立九段中等学校2年生)
・患者さんの情報共有やスタッフ同士の助け合いなど、大切なことを日々当たり前にこなしている看護師さんがすごいと思い、私も覚悟を決められたら看護学生になって、大田病院の看護師さんのように患者さんを笑顔にできる看護師になりたいです(目黒日本大学高等学校2年生)
バイタルサインは「生命兆候」のことで、体温、脈拍、血圧などを測ることは看護師の基本的な仕事の一つです。
今回は、脈拍と血圧の測定を体験してもらいました。
はじめに看護師よりレクチャーがあり、そのあと席が隣同士の高校生でペアになり、お互いに測り合いました。
・空気を抜くときにだんだん脈拍が聞こえてくるのがとても不思議だった。空気を入れるときに相手の腕が痛くないか心配になった(都立つばさ総合高等学校2年生)
・血圧を測るのは本当に難しくて、これを看護師さんはいつもやっているという驚きと、すごいなという気持ちでいっぱいになりました(都立八潮高等学校2年生)
・なかなか脈拍が聞こえなくて、いろいろ隣の方に助けていただいたのですが、自分で他の人の脈拍を聞いて血圧測定することができたので、とても良い経験になりました(トキワ松学園高等学校1年生)
・思っていた10倍くらい難しくて、それをテキパキこなす看護師さんはかっこいいなと思いました。楽しかったです(都立小岩高等学校2年生)
こちらでは車いすを2種類用意し、それぞれの違いや、基本的な操作方法、気をつけなければいけないポイントを説明。
そのあと、高校生同士でペアになって、乗る側と介助する側の両方を体験してもらいました。
お天気がよかったので、病院の外をぐるっと一周してみました。
・ちょっとした傾斜でもタイヤが変な方向に行ってしまって、腕に力が入ってしまう。車や自転車が通るともっと大変で気配りが必要だと思った(文教大学附属高等学校2年生)
・坂が難しかったです。特に自分で動かすのが大変でした。これを患者さんとお話しながら、不安のないように支えるのは、体力的にもしんどそうだなと思いました(関東学院高等学校2年生)
・車いすに乗っていると、車が来たり少しの段差でも不安になってしまうことがわかったので、将来看護師になることができたら患者さんに声かけをしようと思いました。また、車いすに乗っている人を見かけたときに困っていそうだったら助けたいなと感じました(大妻多摩高等学校2年生)
マスクとフェイスシールドを着けて、病院を見学しました。
・現場はピリピリしているイメージがあったのですが、明るく笑顔な看護師さんが多くて、とてもいいなと感じました(都立つばさ総合高等学校2年生)
・ドラマなどではナースステーションや病院内を走り回ったり、少しピリピリした空気を感じていましたが、実際に見学してみると、ちゃんと温かさも感じて良いなと思いました(都立大崎高等学校2年生)
・看護ステーションの雰囲気が明るくていいなと思いました。病院内に掲示してあったお知らせや注意が、みんなが知っているキャラクターのイラストだったり、季節の飾りもあったりして、工夫されていて良いなと思いました(都立新宿高等学校2年生)
病院見学のあとは、当院で働く看護師の1日に密着した動画を観てもらいました。
・看護師さんの仕事は、一日の始まりから盛りだくさんだった。少しの変化でも重要になってくるため、患者さんを注意深く見て、交代する人に引き継がなければいけないとわかった(東洋高等学校2年生)
・動画を観て、程よい緊張感のもとで仕事をしていることがわかり、新鮮でした。動画に出ていた看護師さんのように、自分の思う看護師の在り方をこれから見つけていこう、と思いました(淑徳巣鴨高等学校2年生)
・動画の看護師さんのように、患者さんとも職場の方々とも良い人間関係やコミュニケーションがとれるような看護師になりたいと思いました(都立大崎高等学校2年生)
最後は、参加した皆さんに感想を一言ずつ話してもらい、参加証明書をお渡しして終了☆
数年ぶりの集合での開催で、看護学生室スタッフも準備がいろいろと大変でしたが、参加してくれた高校生の皆さんが「看護師になりたい気持ちが一層強まりました」と笑顔で言ってくれたときには、本当にやってよかったと思えました。
☆大田病院では、春・夏・冬休みなどの長期休みに看護師体験を企画しています☆
次回は夏休みです!
*当院の看護師体験に参加した事のない方には、夏にも同様の内容で開催したいと考えています。
こちらの記事を読んで興味をもった方は、ぜひ夏休みにお申込みください☆
*今回参加してくれた方々向けには、リピーター用の企画も考えます。
ぜひまたお越しください☆
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