大田病院の奨学生は、月1回「奨学生ミーティング」に参加します。
お互いの近況を話したり、さまざまなことを一緒に学んでいます。
今回も感染予防のためオンラインで開催☆
奨学生8名が参加し、Zoomでミーティングを行いました。
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プログラム
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【1】アイスブレイク
【2】城南保健生協と大田病院の関わりについて学習(保健生協常務理事よりお話)
【3】感想・質疑応答
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アイスブレイク
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ミーティングの最初は、アイスブレイク。
緊張をほぐし、参加者の心の距離を近づける交流タイムです。
今回のテーマは「冬といえば○○」☆
冬といえば…鍋、みかん、チョコレートといった食べ物から、スキー・スノボ、イルミネーションといったお出かけスポット、雪、カイロなどなど、それぞれの生活や趣向も垣間見えるテーマでした。
オンラインでも交流や楽しい雰囲気づくりを大切にしています。
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城南保健生協について
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今回は、大田病院の地域にある城南保健生活協同組合と大田病院の関わりについて学びました。
お話をしてくださったのは、常務理事として12年前から保健生協の仕事に携わる星野さん。
城南保健生活協同組合は、大田・品川を中心とした幅広い地域で、「誰もが健康で安心して暮らせるまちづくり」のために、多彩な活動を行っている団体です。
もともとは、大田病院の患者様・ご家族の「友の会」として始まり、会員が増える中で生活協同組合となりました。
青空健康相談会や健康班会、「健康まつり」などの楽しい行事だけでなく、調剤薬局・ヘルパーステーション・グループホームの運営もしています。
大田病院は戦後、医療が軍人や一部のお金持ちしか受けられなかった時代に、自分たちも医療を受けたいと願う町の人々と、民主的な医療を提供したいと願う医療従事者たちが協力しあって「大田診療所」としてスタートしました。
そうした歴史から始まり、当院が地域にずっと必要とされ、支えられてきた背景がよくわかる内容でした。
最後に、理事の方から奨学生へこんなメッセージをいただきました。
「戦前・戦後の厳しい中でも、多くの民主的な医療を実現したいと頑張ってくださった方々がいて、今も大田病院は、命の平等が当たり前だ、という考えでやっている。
地域の皆さんは、安心してかかれる病院があって、ずーっとここで暮らしていきたい、と願っている。
私たち保健生協も、病院と一緒に、住みやすい街づくりを目指して活動を続けている。
みなさんが看護師として入職したら、ぜひいろいろな活動を一緒にやっていきたいです。」
とても心に響くメッセージでした。
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感想・質疑応答
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お話を聞いた感想を交流しました。
「大田病院が無料低額診療や差額ベッド代を貰わない事業をしていたのは聞いていましたが、地域の方に向けた事業をしていることを具体的に初めて知りました。MRIの資金を地域の方々が協力してくださった背景には、今日学んだ取り組みがあったからこそのものだと分かりました。
また、戦前戦後から貧しい市民の背景を知り、現代の医療の素晴らしさや平等さを改めて分かりました。当たり前だと思っていた事が当たり前ではなく、大切にしていかなければいけないと思います。」
「城南保健生協と大田病院との関係について、歴史の変遷や成り立ちについてのお話を聞いて、大田病院の理念が戦後の地域の方々の医療への取り組みから来ているものだと言うことを知ることが出来ました。
また地域の方々みんなで協力する様子を伺うことが出来て、地域密着はこの頃からあったということや、地域との繋がりを知ることができて心が暖かくなりました。4月から入職して生協の組合の皆さんと一緒に活動できるが楽しみになりました。」
「昔の医療の状況や、戦後を通して民主的な医療の体制に変わっていくことを学び、今の日本の医療に活かされていると学びました。医療は患者さんの疾患を治すことも大切ですが、それ以前に地域の人たちと様々な活動を通しての健康づくりをし、地域全体で健康でいよう!というような取り組みも多くされていることも学びました。
看護師になったら様々な活動に参加していきたいと思いました。」
「自由料金制度について初めて知り、今の医療では考えられない制度だなと思った。この制度が、救えたであろう多くの命の壁になっていたのではないかと思った。大田病院はみんなで建てた病院で、地域の人との関わりが、私の好きなドラマの「にじいろカルテ」に似ていて素敵だなと思いました。」
「地域の方々との密接が強い病院であるということは、いままでいくつかのお話を聞いたことはあったけれど、今回大田病院の歴史について詳しいお話を聞くことが出来て、いい機会であったと思います。
また、お話してくださった資料の中に、普段は忙しくあまりできない足浴を患者様に行ったら、患者様が大変喜んでくださったというお話がありました。患者様の思いに寄り添えるような、そんな看護師になりたいと改めて強く思いました。」
「歴史の中で、苦しい時代であっても地域の人々が協力し合い、作り上げてきたものが、今の大田病院の大きな基盤になっているという点に感動しました。
私が来年度の4月からその一員になることが出来るということを、誇らしく感じたとともに、地域の皆さんがあっての自分なのだと考え、この思いを忘れずに役割を果たしていきたいと感じました。」
「日本の病院の歴史を知る事ができ、今医療を受けることが出来ることのありがたみを知る事ができました。また、大田病院での患者や地域の方との交流で楽しく健康づくりをしている様子を知ることができたので、就職する事が楽しみになりました。」
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大田病院 看護学生室
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