新着情報
2022.10.20

大田病院 看護奨学生ミーティング開催報告

2022年10月は「貧困と社会保障」について学びました☆

大田病院の奨学生は、月1回「奨学生ミーティング」に参加します。
お互いの近況を話したり、さまざまなことを一緒に学んでいます。

今回も感染予防のためオンラインで開催☆
奨学生5名が参加し、Zoomでミーティングを行いました。

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 プログラム
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【1】アイスブレイク
【2】貧困問題に関するニュース動画を視聴
【3】学生同士のディスカッション
【4】感想

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 アイスブレイク
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ミーティングの最初は、カチコチの氷(緊張)を溶かすアイスブレイクの時間です。

今回は「自分を動物に例えると?」というお題で、お互いの意外な一面もわかり、盛り上がりました☆

短時間のミーティングでも交流の時間は大切にしています。

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 貧困問題の学習
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今回のテーマは貧困問題。
看護師として患者さんを理解するには、病気のことだけでなく患者さんの背景を理解することも大切です。

また、貧困は若い世代でも関心の高まっているトピックスで、この問題が取り上げられたニュース番組の動画をみんなで視聴しました。

コロナ禍で多くの人が経済的に困窮している現実や、若い人も奨学金の返済が重い負担となっており身近な問題だということが伝わってくる内容でした。

身近にある「貧困」ですが、若い世代にとっては表立って話すことは難しく、関心の低さが課題だということも動画で取り上げられていました。

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 ディスカッション
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視聴した動画について、テーマを決めてディスカッション。

①貧困を身近に感じたことはあるか?
②どんな社会保障があったらいいか?

この2つのテーマについて、自分自身の体験や自分なりの考えを発言していく奨学生たち。

「経済的な理由で進学をあきらめて就職した友人がいて、身近に感じた。」

「教育の無償化が必要だと思う。勉強は自分でなんとかなるかもしれないけれど、お金のところは初めから差がある。」

「自分自身が苦労した。スタートが違うということは大きなストレスになる。

「ちょっと収入が上がればすぐ税金を納める通知がくるのに、貧困に陥った人は自ら言わないと支援を受けられない。困窮したら自動的に支援が受けられるような仕組みがあったらいい。」

「周りにどう助けを求めればいいかわからない人も多いと思うので、張り紙やチラシなどでどんな支援があるのか、どうすれば受けられるかを知らせることも必要。」

「本来は国が支援をするところだけど、身近に感じられていないので、私たちが学んだりボランティアをしたり、発信していくことも大切。」

いろいろな意見が出て、お互いの話にしっかり耳を傾ける雰囲気がありました。



最後に奨学生の感想を紹介します。

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 感 想
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私は、貧困を身近に感じた経験がありません。貧困という言葉をタブーと思って誰も話そうとしない現状があると思います。本当は身近にいるのにいないことになっている、知らないふりをしていると思います。

そういう世の中だと、自分がお金に困っていても言い出しにくい、社会保障を受けることを躊躇してしまうことがあります。ミーティングにも話されていましたが、所得が一定値以下の場合自動的に補償が受けられるような社会になればいいと思いました。

貧困は、コロナにより問題にされてはいましたが、なかなか周りの人に話しづらい内容で若者が関心を持っていてもなかなか自分から行動に移しづらいのかなとも感じました。皆さんの身近な貧困を聞いて、共感する部分が多くありました。もっと教育に対して社会全体が関心を持って動いてほしいと思います。

・若い世代の貧困と聞くと身近なもののため、興味を持ってお話を聞くことができます。貧困が及ぼす影響は絶大なもので、みんなが平等に経済的に苦しまずに生きられる時代が来てほしいと思います。

貧困の苦しさは味わわないと想像しただけでは全く分からないと思います。本当に経済的に困窮されてる方々の気持ちを知りたいのであれば定期的に学ぶ機会を設けるべきだと思いました。

・本当は身近に貧困の問題を抱えている方はいると思いますが、私自身が周りに目を向けられず、気づくことができないでいました。動画や、他の奨学生の意見を聞いて、私自身も視野を広くして周りを見渡してみようと思いました。

国が、貧困問題に目を向け、当事者が助けを求めるより前に国や私たちが気づけるように制度を見直していくことも大切であると思いました。常に教育やボランティアなど、参加していける社会も必要なのではないかと思いました。

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