大田病院の奨学生は、月1回「奨学生ミーティング」に参加します。
現在はオンラインで、お互いの近況を話したり、さまざまなことを一緒に学んでいます。
今回は当院のMSW(医療ソーシャルワーカー)より話を聞きました。
「健康」は、さまざまな背景、社会的な要因(教育・経済・食事など)の影響を受けること、
病気だけをみていても解決できないことが現場では多くあること、
患者様にとってよりよい状況になるようにチームとして協力していく大切さなどを学びました。
「健康を自己責任にしていないか?」という問題提起には、参加した奨学生の心に響くものがあったようです。
講師をつとめたMSWより「看護師さんが患者さんと信頼関係をつくれていると、私たちが知らない情報を知っていることもある。気になることがあったら担当のMSWに声をかけてもらい、一緒に患者さんのために協力していきたい」とメッセージも。
大田病院は、他職種でも声をかけやすい雰囲気があり、チームで協力して患者様に関わります。
社会的背景にも目を向けられる看護師として活躍する日が待ち遠しいです!
奨学生の感想を一部紹介します。
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感 想
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・SDHについて詳しく知ることが出来ました。患者様の自己責任として判断するのではなく、背景にも目を向ける視点が大切と感じました。どうしても表面ばかりに目がいってしまい、背景にまで目を向けることは中々難しいことだと思いますが、患者様の様々な問題に目を向けて、視野を広げて看護を提供していくことが大切だと感じました。それも、看護職だけでなく、病院で働く様々な職種の方々と連携し、共に患者様によりよい看護が提供できる環境が整っていくべきだと思いました。
・患者さんの現状だけを見て看護を展開するのではなく、生育環境も含めたバックグラウンドを見ることが重要だと、再認識することが出来ました。患者さんの信頼を得てより良い看護につなげていけるよう、努めていきたいと思います。
・患者さんと関わる中で、その方の表面的な問題ばかりに目を向けるのではなく、健康に影響を及ぼす社会的な要因が背景にあるということを理解した上で、自分に何が出来るのかを考えることが大切だと学びました。これまでの生活や経済状況などについて、患者さんのプライバシーにも配慮し、日々信頼関係を築いていくことも大切だと感じました。SDHの視点で患者さんと関われるような看護師になりたいと思います。
・お話を聞いて改めて無料低額診療について知れました。事例を聞くことで患者さんの葛藤を知れたり、患者さんに対する関わり方を学習することができたので、これからの実習、就職してからの看護に活かしていきたいと思いました。
・今回、医療を受けられずに苦しむ方々がいることを知ることができました。仕事とお金に板ばさみされ医療を受けられずに病気が悪化していく現状に、もどかしさを感じました。悪い連鎖を止めるためにも医療者の介入の仕方が重要であり、患者さんとの信頼関係をどう築くかで良い方向に持っていけるか決まるのかと思います。
・健康の問題を患者さんの自己責任にしていないかということについて、私自身、「患者さんの生活を変えれば良いのでは」と考えていた部分があったと感じました。経済的な困難の場合は、そのことが理由で健康に問題が生じてしまうこともあると思うので、背景を理解した看護を行う必要があると感じました。大田病院でしかできない関わりを改めて知ることができ、そのような関わりを大切にしたいと思いました。
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